用語解説

なじみのない用語がありますか?用語解説をご覧ください。

意識、もしくは 自覚/認識している意識とは、特定の感覚事象に気がついている状態、または 特定の感覚事象に気づくことができる能力を意味します。

すぐ隣で(もしくは体内で)何かが起きているかもしれませんが、それに気がつくまでは、意識的に自覚していないのです。

一次運動野もしくはM1*は、体の「運動マップ」を含む脳の部位なのです。脊髄に送り下げられ 動きの実行を制御(よく調整された筋肉収縮)するための 神経インパルス(電気信号)を発生させる主因です。

* 注記:

専門的に言うと、M1と一次運動野は異なる研究/歴史的背景からくるもので、重複するものの、若干 異なる領域について言及しているのです。一次運動野よりもM1の方が覚えやすいことから、あまり親しみがないのであれば、M1と一次運動野を類義語として考えてもいいでしょう。より詳しく掘り下げたいと思われたら、一次運動野が別々の機能をもつ下位区分にどう分解できるかについて精通できる たくさんの情報がオンラインで入手可能です。

言語の語彙の比喩として、動きの語彙とは容易に行うことができる動きの蓄積/ライブラリーを意味します。

概念的には 動きの語彙は脳の運動皮質に「保存」されているのです。

動きについて語るとき、「運動」とは「動き」を意味します。

運動技能とは、意図した動きの結果をもたらす 習得された能力です。

運動制御とは、脳を用いて筋肉を活性化し制御することで、意図に従って手足が動くことをもたらす過程を意味します。

簡略化するために、運動制御の代わりに 動きの制御という用語を頻繁に使います。

注記:

より幅広い神経生物学的な趣旨においては、「運動」という言葉は常に「動き」を意味するとは限りません。神経系信号の流れの方向性を説明するとき、運動信号は中心から末端へと流れるのです(例:脊髄から筋肉へ)。その一方で、感覚信号は末端から中心へと流れるのです(例:筋肉から脊髄へ)。

痛みとストレスへの主な反応として体内で生成される化学物質の種類です。主作用は痛みの軽減と強い高揚感です。

有酸素運動と激しい運動は、エンドルフィン放出を刺激することで知られています。

ランナーズハイや 運動によって誘導される痛みの軽減などといった現象は、エンドルフィン放出の作用と関連づけられています。

「筋肉を活性化させる」、「活性化した状態」、「アクティブな(活性化した)ストレッチ」、などといった形で表現されます。

このように「活性化」という言葉が使われるときは、意図的に脳に指令を出し、意図している体部位の筋肉にインパルス(電気信号)を継続的に送ることを意味します。

活性化状態を全身に巡らすことは、Baseworksの動きの原則の一つです。活性化状態を全身に巡らすこととは、低強度に活性化(筋肉収縮)した状態で体全体を保ちながら、次第に複雑さを増していく異なる動きを行うことなのです。

「身体の動きの調節」の話をしているときは、「運動協調性」を意味します。

運動協調性とは、いくつかの体の動きを組み合わせることで 意図した行動/動作がもたらされることです。

技能獲得とは、新しい技能/スキルを獲得する過程を意味します。

空間意識とは、空間において体のことなる部位が どのように配置されているかを感じる能力/状態であると共に、空間において体が他の物体との関係で どのように配置されているかを感じる能力/状態なのです。

二つに枝分かれする自律神経系の一つで、闘争•逃走反応とエネルギー消費と関連しています。

固有受容感覚意識とは、固有受容感覚信号に対する意識です。

固有受容感覚とは、体の位置と動きの感覚です。

小脳は脳の一部で 脳のニューロンの約50%を含むのです。精密さ、身体の動きの調節、的確なタイミングで動くために 小脳は極めて重要なのです。

脳細胞の間に新しい繋がりを 育てる、配線し直す、変える ことができる能力を意味します。

身体意識とは、体内からくる特定の感覚信号に気づくことができる状態 もしくは能力を意味します。

体内では数多くの異なることが起きているため、教育上の目的という観点から、我々は「身体意識」を 内受容感覚、固有受容感覚、空間意識 に細かく分けているのです。

繊細なミクロの動きはBaseworksの主な原則用語です。

かすかで ほとんど見えない身体部位の動きを意味します。

細かな背骨の動きとは、背骨を わずかに うねらせるように動かすことを意味します。

文脈によって、身の周りの環境状況の変化に より適した状態になる、または、身の周りの環境状況の変化に より適した状態になる過程を意味します。

運動学習という文脈において 適応学習とは、よく覚えている動き もしくは 新しい空間目的 との間の関係性を新たに学ぶことを意味します。

注記:

文脈によっては、「適応学習」とは 学習者 一人一人の独自のニーズに応じるために学習内容をカスタマイズすることを説明するために使われることもあります。

グーグル検索される場合は、文脈を考慮してください。

闘争•逃走は攻撃もしくは認識された脅威への生理反応です。自律神経系の交感神経枝の同時活性化と関連づけられています。

沢山のエネルギーを素早く動員することを可能にし、脅かすものを切り抜け 生き残る確率を高めるのです。

内受容感覚意識とは、内受容感覚信号に対する意識です。

内受容感覚とは、体内状態の感覚です。

内受容感覚は 心肺系、胃腸系、内分泌系、免疫系の状態に関する情報を提供してくれるのです。痛みも内受容感覚なのです。

二つに枝分かれする自律神経系の一つで、安静•消化状態と関連しています。

HPAとは「視床下部、下垂体、副腎」の英語頭文字です。

これら3つの分泌線とホルモンは、いわゆるストレス反応の主役なのです。

HPA軸活性化とは、ストレス反応の活性化を意味します。

交感神経系闘争•逃走反応と混同してはなりません。