ミッション

Baseworksの使命は、身体的な自律心、自立した意思決定、社会的なウェルビーイングと健康に対する個々の責任感を促すことにあります。

私たちの領域

基幹プロダクト、Baseworks技法

技法の様々な側面を、様々なグループのニーズに合わせ、様々な形式で教育サービスとして提供しています。身体的な動きだけでなく、理論的な理解や概念的な枠組みにも焦点を当てています。動きについての考え方が動き方を変えるというのが、取り組みの基軸のひとつだからです。

教育を重視する側面は、利益志向のスポーツ/フィットネス業界や、リラクゼーション/ストレス解消/自己啓発/ライフコーチング/マインドフルネス志向のヘルス&ウェルネス業界とは一線を画しています。働きかける領域は隣接しているものの、独自の取り組みには明らかな違いがあるのです。

このニッチを確立するには、健康/フィットネス/ウェルネス/ポピュラー・サイエンスの各分野にはまだ存在しない、新しいカテゴリーと語彙を開発する必要があります。 

私たちの働きかけは、多くの大規模な社会的・医学的問題を解決する鍵になるでしょう。

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技法

Baseworks技法機能は、一人ひとりが自分自身の身体を理解し、制御し、尊重することを学び、基盤をなす身体的・知覚的スキルを身につけることで、日常生活における学習を容易にし、一瞬一瞬の体験の質を向上させることにあります。

コミュニティ

コミュニティはすべての人の心理的、精神的、身体的な健康のために絶対不可欠であると信じています。Baseworks技法でトレーニングを受けた方々は、Baseworks技法が対人関係にポジティブな影響を与えていると語っています。私たちは、あらゆる年齢層や背景を持つ人々の相互理解を促進し、有意義な交流を育むような方法で活動を組織するよう努めています。

研究開発

私たちの全般的な研究開発の目的は、注意力、記憶力、意思決定、知覚、意識、感覚識別、感情調節、対人関係など、一般的には運動と関連しないとされているプロセスにおける身体練習と身体運動の役割を明らかにすることです。

歴史

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2004年~2009年

反応から生まれた発想

Baseworks技法のバックボーンと全体的なアプローチは、パトリック・オアンシアの運動や瞑想の実践、動きの指導、持続的な怪我からのリハビリ経験から発展したのです。彼の取り組みは、彼がスポーツやフィットネスの分野で観察した共通の問題に対処するために生まれたのです。これらには、一貫性がなく上達するための明確な仕組みがないこと、2つの極端な方法(成し遂げるか vs まったくプッシュしないか)、基礎的な側面に焦点が当てられていないこと、身体の持続可能性に焦点が当てられていないこと、などがあります。特に動きの指示を理解するのが苦手な学習者を助けることを考慮したアプローチとして始まりました。

2009年~2020年

クラウドベース分散開発

Baseworks技法は、東京にあるパトリックのスタジオでさらに発展し、洗練されていきました。そこでは、パトリックと堀江 里子の指導のもと、熱心な先生たちによって、週7日、朝7時から夜10時まで、何千人もの生徒を対象にBaseworks Practiceの公開クラスが開かれたのです。Baseworksの熱心な練習者であり、共同開発者でもある里子の関与は、メソッドの応用と認定枠組みの両方を体系化する上で大きな力となったのです。これは、首尾一貫した分散型指導体を生み出すために不可欠なステップでした。技法は、安全性と効果的なスキル開発(特に身体意識が低い人PQが低い人)だけでなく、一貫性と伝達可能性(分散した指導体による再現可能な指導性)のため、継続的に最適化されたのです。

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2016年~2020年

リバースエンジニアリングとエッセンス抽出

ここまでの進化は、一般的なエクササイズの応用、根拠、方法論から大きく乖離した、多くの効果的な応用の開発につながっていきました。この段階で、アーシャ・シェルバコーワ博士が技法を「リバースエンジニアリング」し、その応用を現代科学の既知の分野と結びつけるために招聘されました。パトリックと里子との共同作業により、Baseworks動きの原則が策定され、原則の導入とその後の実践への移行に基づく新しい教育形式が生まれました。この取り組みにより、生徒の学習曲線がさらに改善され、Baseworks Practiceが身体的・認知的機能に及ぼす効果について、多数の証言を集めることができたのです。

2020年~2022年

デジタル化とプログラム開発

コロナ禍の始まりに、パトリック、里子、アーシャは、東京のNicci Keller監督と10BANスタジオと協力し、Baseworksムーブメントの全シラバスを撮影し、Baseworks Practice プラットフォームの開発を始動させました。パンデミック中に始動したプラットフォームは、進捗状況の追跡やデータ収集のための機能を備え、様々なBaseworks Practiceセッションや新しく開発されたデジタル専用の教育用ビデオ教材を特徴としています。また、Baseworksの応用と動きの実践が意識と認知に及ぼす影響について、より細かな議論を可能にするために、体験談の分析に基づき「3種類の身体認識」枠組みが開発されたのです。

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2023年以降

教育、研究開発、コラボレーション

Baseworksチームは、教育学、神経科学、運動生理学、哲学、音楽学など、さまざまな専門家と学際的な研究や議論を続け、新しい教材や研究・コラボレーションの枠組みを生み出しています。長らく表舞台から遠ざかっていた教育活動も、イベントや講演会コラボレーションの形で世界的に再開しています。これからの焦点は、Baseworks技法をフィジカル・インテリジェンスという、より大きな文脈の中に位置づけることにあります。フィジカル・インテリジェンスは、応用に基づいた、神経科学に裏打ちされた包括的な概念で、健康、経験、認知における動きの役割について、新鮮かつ統一的な見解を提供します。

私たちのビジョンは、身体的知性を向上させるツールを多様なグループが利用できるようにすること、研究成果を共有すること、そしてさらなる学際的・研究的コラボレーションに取り組むことです。共同研究をご希望の方は、こちらまでご連絡ください。

コアチーム

Baseworksチームの核は小規模であるものの、複数の役割を担っています。専門の調査スタッフがいて、PRやマーケティング予算があると思われがちですが、そうではありません。大量の教材を作成するだけでなく、すべてチーム内で行っているのです。ウェブサイトやアプリは自社で構築し、私たちが望むものを的確に実現するためにコーディングのスキルも身につけました。グラフィックデザインや映像もすべてチームが作成しています。常に現場に立ち、積極的に新しいアイデアを求め、意義ある目的に強く焦点を当てながら、事業目的の実践的かつ持続可能な側面の開発に取り組んでいるのです。

パトリック・オアンシア

創立者|共同開発者

堀江 里子

教育者|共同開発者

アーシャ・シェルバコーワ

パートナー|共同開発者

生徒と先生

現在、そして過去20年にわたり、私たちの発展の一翼を担ってくださった何千人もの生徒の方々と何百人もの先生方に、心から感謝しています。これらの人々の存在がなければ、ここまで来ることはできなかったでしょう。