Physical Intelligence to Move More Intentionally
日本のフィットネス雑誌NEXTにBaseworksが紹介されました。 7月号の特集のテーマは「世界は今、ファンクショナルストレングス」でしたので、ファンクショナルトレーニングや各種の運動練習をサポートするための「フィジカルインテリジェンス」と Baseworks メソッドの「活性化状態を全身に巡らす」というテクニックに焦点を当てました。 また、Baseworks指導技法の枠組みであるNODAAについても言及されています。
Baseworks の独自の体の動かし方でフィジカルインテリジェンスを向上、より効果的な動きへ
著: Iwai Tomoko
BASEWORKSとは、知覚(身体の知覚、空間の知覚、自己の知覚など)と、スキルレベル(動きのコントロール)を高めることで、身体を思うように動かせるようになるトレーニング方法。同じエクササイズやトレーニングをしていても、身体の使い方によって、得られる成果は変わる。BASEWORKSでは、身体の使い方や、動くときの意識の仕方を認識して、自分の身体を解像度高く理解するとともに、思うように動かせる「フィジカルインテリジェンス」を高めるメソッドとなっている。
その特長について、BASEWORKS開発者のパトリック・オアンシアさんは、こう説明する。
「Baseworksでは、目に見えるマクロの動きではなく、目に見えないミクロの動きを重要視します。どこをどう意識して、身体を動かしているのかを理解することです。これまでヨガや格闘技のエクササイズを指導する中で、思うように自分の身体を動かせない人を数多く見てきました。同じポーズや動きをしていても、身体の意識の仕方が分からないことで、思うように動けない。そこで、身体の意識の仕方にフォーカスしたトレーニングメソッドを開発しました。私自身が怪我をしてリハビリをする中で、理学療法における筋肉のアクティベーションを学んだことから影響も受けている『Distributed Activation(活性化状態を全身に巡らす)』という独自のテクニックをベースにしています。」
BASEWORKSの指導では、
①動きの詳細と目標を説明、
②正しい動きを見せる、
③生徒の動きを見る、
④フィードバックと修正、
⑤指導結果が有効か分析し、次回への修正・改善、
というフレームワークで、身体の意識と動かし方を丁寧に伝えていく。身体の意識の仕方と動かし方を知ることで、ファンクショナルトレーニングや、ピラティスをはじめとしたモーターコントロールエクササイズも効果的に行うことができるようになり、機能的な動きのパターンを見につけることができることになる。 運動初心者から、パフォーマンスを高めたいトップアスリートまで有効に活用できるメソッドとなっている。
BASEWORKSとは
約20年前に、日本のヨガ&ムーブメントスタジオで生まれた、身体の動かし方をトレーニングするメソッド。日本語と英語両方で学べるオンライン学習を2016年より開発。ポーズや動きの目に見えない意識を、言葉とアニメで視覚することで、身体の深部の動きに理解が深められるようになっている。20年間で10,000人以上が受講、15ヶ国以上で展開されている。
パトリック・オアンシアさん、BASEWORKS創始者
競技スポーツ、ヨガやマーシャルアーツを探求し、20年前に日本で、ヨガと複合的なムーブメントのためのスタジオを開設。ここでの指導と、指導法の開発が、現在のBASEWORKSのシステムに繋がっている。適応学習、フィットネス、科学的研究からインスピレーションを受けた指導を通じて、環境との共存、自己認識の高まり、自立心を高めることをミッションとしている。現在、北アメリカとヨーロッパを拠点地とし、日本も含め世界中に活動。